くらがりについての妄言

 「くらがりシティライフ」、名曲ですよね。

メインボーカルは初音ミクで、コーラスはきりたんとストピくん、

 

ん、どうやら琴葉姉妹も出てくるらしいけど......

 

いや、邪魔だよ、顔隠れちゃってるよ。

どけてよ、その手

そう、それ、早くどけて、どけてどけて

 

っひぇっっ......

えっ......、いや、こわっ......

どういうこと? 可愛いお顔が......

やめてくれよ......、そんな恐ろしい目で、見ないでおくれ。

 

 

......ん? 目?、恐ろしい......??

 

本当に、見てはいけないほどの

恐ろしい目をして

夜が見ている

 

 

どうやら、この恐ろしい姉妹もどきみたいなのは、ボイスSEらしい。曰く、

 

空白になっているが、私にはこう聞こえる。

夜はきれいだ

 

そうか、夜はきれいか......

 

 

......夜、......綺麗、......夜の綺麗??

 

夜間の綺麗に

見とれていたのが悪かった

ゆっくりと夜に食われていたんだ。

 

 

......だとすれば、だとすれば!

姉妹のお顔を隠していたあのお手々は......

 

セシウムの降る夜に

最期の灯火がゆら揺れて

夜の手のひらを抜け出せない。

 

 

 

 というわけで、「くらがりシティライフ」で登場する姉妹は、「セシウムの降る夜に」の世界で夜に食われてしまった後の姿ではないか、という妄想でした。おわり。

 

↓↓Reference

youtu.be

www.nicovideo.jp

奥多摩と電ǂ鯨氏についてのおぼえがき

初めに

 奥多摩町にみられる、電ǂ鯨氏にゆかりのある場所や要素について、備忘録がてらまとめておく。

 なお、写真はすべて2023年3月のものである。

 

www.google.com

 
奥多摩駅

 「くらがりシティライフ*1」の1:15頃で、ストピくんの後ろのにある建物。右側の特徴的な丸窓、真ん中の駅名看板がわかりやすい。

 その他、青梅線奥多摩~青梅間は4両運転であること、3:04頃からミクの後ろで走っている電車が4両であることからも、奥多摩がモデルとなっていることが伺える。(所説)

 

氷川工場周辺

 「暮しガスメータ*2」のラスサビで、団地A棟の空に撒かれた写真のうち、左上の茜ちゃんがバンザイしているもの。

 セメント工場の大きな円筒の構造物と、黄色の柵が特徴的である。奥多摩駅からは、踏切を渡り小学校のプールの裏手の細道を進んだ先にある。

 

もえぎ橋

 最初のサビの後半や、「FF2戦闘シーンアレンジ*3」など。

 MVの方の写真は暗くてわかりにくいが、街灯の位置的にもえぎの湯側から撮ったものと思われる。また、もえぎの湯は奥多摩の温泉として、たびたび言及されている。

 

名称なし1

  「ダンス踊って」のパートでストピくんと根音ネネが出る場面や、「暮らしガスメータ 歌ってみた*4」など。

 道路のなかほどから撮られた写真のため、明確な位置がつかみにくい。都道184号線が、崖側にせり出した部分(左側の赤い道路)が目印となる。歩道が狭いわりに交通量が比較的多いので、撮影時には注意されたい。

 

名称なし2

 Aメロ始めに部屋の窓から見える景色、サビの前半など。

 奥多摩駅白丸駅の中ほどにあるが、両駅からはかなり遠い。写真左上に見える氷川発電所が目印となる。

 

白丸駅

 駅のホームから奥多摩駅側のトンネルを撮った写真が、氏のtwitterのバナーとなっている。

 また、駅を出て裏手に回ったところに、twitter及びニコニコ動画のアイコンの公衆電話機があったが、残念ながら2023年4月に撤去されるようである。

 

古里駅周辺

 サムネイルやイントロ、アウトロなど。

 古里の斜面沿いの街を一望する景色で、暮しガスメータを象徴する一枚(だと思う)。MVの画像では深い霧がかかっていることから、明け方に撮ったものだろうか。

 ちなみに、奥多摩町のコンビニは、古里駅奥多摩駅の周辺の2か所にしかない。郵便局も同様である。

 

軍畑大橋

 「ダンス踊って」のパートでストピくんと根音ネネが出る場面や、ラスサビ前半など。軍畑駅からのびる一本の坂道を降りた先にある。

 

オータム

 奥多摩町防災無線の曲であり、毎日朝7時と夕18時に鳴動する。

 ニコニコ版の「クーネル・エンゲイザー*5」の概要欄に一時期、この曲の動画のリンクが貼られていた。また、ウボァー氏の「クーネル.エンゲイザー.remix*6」の間奏にも登場する。

 

終わりに

 電ǂ鯨氏の作品の知名度に対して、奥多摩という地域の記録がほとんどなかったことが、本記事を執筆した理由です。動画のなかで見た景色を、実際に奥多摩の空気を感じながら歩いてみると、格別なものがありますし、より作品の理解度みたいなものが深まります。多分ね。

 奥多摩の寂寞感を感じたければ、ぜひ平日の静かな日をお勧めします。道幅が狭く、危ない箇所が比較的多いのでお気をつけて。

 

 誰かの参考になれば幸いです。他に奥多摩の要素を持ったシーンがあれば、教えていただきたいです。何らかの問題が発生した場合は、速やかに削除いたします。